6話
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「お前、今日からカフェミュウミュウでバイトしろ」 白金は、単刀直入に用件をきり出した。 「え、バイト?でも、あたしまだ中学生だしっ、第一、校則で・・・」 「じゃあケーキ食べ放題は無しだな」 「そ、そんなあーっ」 「無理強いはしない。ま、答えは顔に書いてあるけどな」 白金にからかわれ、ベリーは赤面した。 「ケーキが食べたきゃいつでも来いよ」
放課後、結局ベリーはカフェミュウミュウの前に立っていた。
「わあ−っ、この制服かわいいー」
「あ、お客さまですわよ」
「あー、やっと一日終わったぁーっ」
客観的に見れば、歩鈴が弟達と同レベルの言い争いをするのはどうかって気もするのですが、 例によってギャグって事で。 オチの白金は確信犯です。ちょっと可愛そうですが、後で財力にモノを言わせたフォローを 入れるのでチャラと言う事に、彼の頭の中ではなっているのでしょう。 なかよしの方は、ベリーが正式に主人公の座を半分乗っ取られてしまいましたね。彼女は一体 これからどうなるのでしょう。カフェの制服は意外なほど似合ってました。やや地味な造形は、 こちらの衣装を考慮しての事だったのでしょうか? 無数の敵と言うのは、ご多分に漏れずなんでしょうけど、今回の仕込みからどうもっていくのか 再来月が楽しみです。 |
7話
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新メンバーが加わって数ヶ月、ミュウミュウ達は白金の別荘へバカンスに来ていた。 「海は広いな大きいな〜、突きが入れば人沈む〜♪なのだ」 「それって死んじゃいますよ」 「歩鈴達もヒマですこと。砂の城ばかり何個もこしらえて」 「へへっ、つい年甲斐もなく熱中しちゃって。あ、そーだ、みんなでスイカ割りとかしてみませんか」 「そう言うのも悪くはないわね」 「たまには庶民の遊びに触れるのも、いいモノですわ」 「じゃあ、わたしが買ってきますね」 「歩鈴もいくのだ。スイカ選びは歩鈴にまかせるのだ」 れたすと歩鈴は、スイカを買いに出店まで歩いて行った。
「すみませーん、スイカを1玉ください」
「お待たせしました」
「ベリー、もう少し右ですわよ、右」
「お姉さま、もう少し右ですわー」
「どうぞ召し上がって下さい。カフェミュウミュウ出張サービスの特製バーベキューです」
「できるだけ小さな声で呼んでみたのに来ちゃうなんて、ホントに耳がいいんだね」
余計な事をやらせていたら、なぜかれたすイジメに。彼女のファンにはスマンです。 今回は露骨に次回へ引いてみました。ウチのページじゃ、ストーリーなんぞ、あって無きがごとし なんですけどね。無理なディテールがあってもそのまま使っちゃいますし。 ウチのベリーちゃんは、変人達にひっかき回される(比較的)普通の人と言うスタンスなんで、役割 を取られる心配はないでしょうが、喋り方がかぶるかもなあ・・・。 とりあえず意図的にベリーちゃんの台詞には長音記号を多用して書いてますが、これは彼女のクセ と言うより征海先生のクセの様な気がしますし。 |
8話
9話
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「ただいまー赤坂さん、あとついでに白金も!」 仲間と共に白金の別荘に帰還したいちごは、遠慮知らずに元気よくドアを開いた。 「お帰りなさい、いちごさん」 「なんだ、生きていたのか」 「なんだはないでしょ。宇宙は寒いわ、エイリアンの星に落っこちる時は熱いわで、そりゃもう 大変だったんだから!」 「やっぱりアツアツだったのだ」 「アツアツじゃなくって、熱かったの!」 「ところで青山さん、向こうの星での生活は楽しかったですか?」 「うん、みんないい人達ばかりでね、とても熱心に環境の改善に取り組んでくれたよ」 「それはよかったですね」 「それに引きかえこの星の住人どもは、あいも変わらず環境には無関心で・・・」 「それは、その・・・」 「ゴミは散らかす、河は汚す、一体我の警告を何だと思っているのだ、愚かな人間どもは!」 「え・・・ちょっと、青山さん?」 「・・・なんてね。冗談だよ、冗談」 「なんか性格変わってませんか?」 「最近たまーにこうなるんだけど、でもぉ、ワイルドな青山くんもかっこいいかもーなんて」 「はいはい、ごちそうさまですわ」 「ま、それはともかく、東京に帰ったら早速お前にも働いてもらう。いいな」 「うえー、やっぱりー?」 「しょうがないだろ。最近、キメラアニマどころか、ヘンな奴らまでウロチョロしてんだから」 「文字通り、ネコの手も借りたいほど忙しいのだ」 「そこまで言われちゃ仕方ないかな、えへへ」 「あのっ、もしかして気づいてないんじゃ・・・」 「ホント、単純ですわ」
「やほうっ、この制服着るのも久し振り・・・あれ?チャックが・・・ん〜」
「いちごさん、さっきはすみませんでしたっ」
「たすく!どうしてここに?」
「ベリー、デートしよ」
とりあえず、いちごちゃんにはチョーシに乗って先輩面してもらいました。本人、ミュウミュウの リーダーに返り咲いたつもりでいます。 侑の方は、今自分が女である事の自覚が全くありません。まあ本物の方も、もし女の子になったと してもあんまり気にしないだろうと思いますが。ただ、こっちの侑は、ベリーに抱きつく事第一主義 なんで、その意味合いには大きな隔たりがありますけど。 |
10話
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「あけましておめでとうなのだ。今年の干支はライオン、歩鈴が主役の年なのだ」 「わーっ!歩鈴さん、今はまだ2003年の夏のお話です!」 「え、そうだったのか?」 「そうですよ。みんなで海に行ってから数日しか経っていないんです」 「ボケーッと様子見なんかしていると、こういう事になるんですわ」 「いいじゃない、スイカの季節が終わるにはまだ早過ぎるもの」 「ちょっと、みんなぁー。サボってないでいいかげんこっちを手伝ってよぉ」 「よーし、それでは歩鈴が最新モードのスーパー獅子舞を披露するのだ」 「ああっ!それ、おととしの福引きのじゃん」 「今は2003年!」
「2003年夏、人々は溶けかかったアスファルトに己が足跡を刻印しつつ歩いていた。ひどく暑い」
「全く、なんでこのくそ暑い中で着ぐるみなんぞに入って風船を配らねばならんのだ」
「ぜぇぜぇ・・・いきなり筐体に正拳突きくらわすかな?フツー」
「白いミュウミュウか・・・よりによって一番見られたくない奴が」
「ああ、やっと座れたよ、やれやれ」
ひさかたぶりのミュウミュウです。なんかたすくが美味しい動きしてんなあとか、ブルーバユーは いつ活躍するのかなあとか思いながら眺めていたら、なんと連載が終わってしまいました。 決して悪い内容ではなかったし、編集部も鬼ではないと思うのですが、なんとも厳しい世界ですねえ。 まあこちらは今まで通りにお気楽極楽気まぐれにやっていこうと思います。 |